上達したっちゃ！！作：ヨッシーさん、挿絵：あったんさん


「・・・ダーーリ〜〜〜ン♪」

男・諸星あたる　の背中に駆け寄る　一人の女その名はラム

「あ・・・ん？」

「はあはあ・・・ダーリン足速いっちゃね〜っ！」

不信な顔で振り返る男、笑顔が顔からこぼれる女。

「あんだよ・・・なんか用か？」

「じっ・・・実はっっ・・・（赤面///」

顔を真っ赤にしながら、アルモノを男のほうに突き出した。

「・・・・・・・・何のマネだ・・・。」

「う、うちの愛情たっぷりの　『手作りクッキー』・・・ダーリン、食べて♪」

「・・・・・・・ヤダ・・・。」

「す、すっごく美味しいっちゃ！！本当だっちゃ〜っ！！」

「ラム・・・お前の好意は分かるが・・・言っておきたい事がある・・・。」

「なんだっちゃ？」

「だからっっ・・・お前の料理食べると俺が死ぬ！！！」

「ぐす・・・ぐすっ・・・・・・美味しいっちゃ・・・本当に美味しいのに・・・くすん・・・。」

『あ〜〜た〜〜るぅ〜〜〜きさまぁ〜〜〜・・・』

ゾクっとして、あたるの頭にはメガネの顔が浮き上がる・・・。

「わーーーーん！！!一生懸命作ったのにいいいいっっ！！！」

「・・・どわああっ　ラム！！泣くな・・・分かった、食べる、食べるよぉっ！！」

「・・・・くっ・・・、えっ　えっ・・・。」

「ゴックン・・・た、た、たた食べるぞっっ！！」

「・・・。」

「バク・・・カリカリカリッ・・・んっ！？」

「わあい♪ダーリンがうちのクッキー食べたっちゃ〜！！お味はいかがです、だっちゃ？！」

変な言葉遣いするほど嬉しがるラム・・・呆然とするあたる。

「・・・上達したな、ラム。」

「えっ　本当だっちゃ？！美味しいけ？！」

「激辛から上達したな、激甘にっ・・・くすくす・・・。」

「もぉっ　うちは美味しいかどうかきいたのにぃっ・・・」

「うまいよ。。。お前の笑顔」

「ダーリン大好き！」

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