乙女草の恐怖作:TAITANさん (犬:犬夜叉、七:七宝、か:かごめ、弥:弥勒、珊:珊瑚) 時は戦国、日本は、妖怪が闇で蠢く世の中となっていた。 そんな中、妖怪をなぎ倒しながら旅をする、4人+2匹の一行がいた。 グルルルル・・・・・ 犬「は、腹へった・・・・・。」 七「お、おらもじゃ・・・・。」 か「仕方ないわねぇ・・・・・。ここらで昼食でもとろうか。」 弥「腹が減っては戦は出来ぬといいますからね。」 か「けどリュックの中、お米しか入ってないのよね・・・・。」 珊「だったらこの辺に、食用の草があるか探してみるよ。」 か「頼むわ、珊瑚ちゃん。」 珊「おいで、キララ。」 それから数分後、珊瑚は、同じ草を大量に採ってきた。 それを切って、おかゆ状にした米の中に入れる。それが、恐怖の始まりとなった。 犬「ふー、食った食った。」 か「あれ、犬夜叉?なんか、胸膨らんでない?」 犬「あぁ?」 犬夜叉が胸の方を見ると、確かに膨らんでいた。 犬「うわ!!な、なんでこうなったんだ!?」 か「声が高くなってる・・・・。」 変化はどんどん現れる。腕は細くなり、スラリとした脚となり、顔も女みたいな顔になってしまった。 か「完全に女になってしまったようね・・・・。」 弥「・・・・・・・。」 珊「どうしたの、法師・・・・・キャァァァァァァーーーーーーー!!」 か「ど、どうしたの珊瑚ちゃん!?」 珊「ほ、法師様が、女に・・・・・・・・。」 か「え?」 かごめが弥勒の方を向くと、犬夜叉と同じ変化を起こした弥勒がいた。 か「こ、こっちも女に・・・・・。」 弥「珊瑚。あなた、どんな草を採ってきましたか?」 珊「え?な、なんか、長い毛が生えたような草を・・・・。」 弥「やっぱり・・・・。」 か「その草のこと知ってるの?弥勒様。」 弥「毒草、乙女草ですよ。」 か「ええーーーーー!!ど、毒草!?」 弥「いえ、女の方には別に害はありません。」 か「よ、よかったぁ・・・・。」 弥「ですが・・・・。」 珊「ですが?いったい何なのよ?」 弥「男の人が食べると、女人化するんです。」 犬「なんだとーーーーー!?」 か「元に戻す方法はないの?」 弥「ありません。」 か「そうキッパリ言われてもねぇ・・・・。」 七「おい、弥勒。おらには何の変化も無いんじゃが。」 弥「妖怪には効かないと聞いてます。犬夜叉の場合、半妖だったために、毒にあたったのでしょう。」 犬「おい、弥勒!本当に元に戻る方法はねぇのか!?」 弥「ありませんが、一月たてば、元に戻ります。」 か「一月も・・・・・・・。」 弥「ま、気長に待ちましょう。」 犬「待てるかーーーーー!!!」 それから1ヶ月、さまざまな事が起こった。犬夜叉と弥勒が妙にもてたり、 女の身体となった自分の裸体を見て、犬夜叉が鼻血を出して倒れたり・・・・・。 か「自分の身体を見て倒れるとはね・・・・・。」 しかし、その中で一番すごかったのは、殺生丸や鋼牙、しまいには奈落まで、乙女草の毒によって、女人化していたのである。 殺生丸「・・・・・・・・。////」 鋼牙「こんなの、かごめには見せられねぇ!!(逃走)」 奈落「・・・・・・・くっ。」 しかも3人とも、美人だった。 1ヶ月後、全員元に戻り、いつもの光景が戻った。そしてある日。 犬「は、腹へった・・・・・・・。」 七「お、おらもじゃ・・・・・・。」 か「仕方ないわねぇ・・・。ここらで昼食でもとろうか。」 弥「腹が減っては戦は出来ぬといいますからね。」 か「けどリュックの中、お米しか入ってないのよね・・・。」 珊「だったらこの辺に、食用の草があるか探してみるよ。」 か「頼むわ、珊瑚ちゃん。」 珊「おいで、キララ。」 それから数分後、珊瑚は、同じ草を大量に採ってきた。それを切って、おかゆ状にした米の中に入れる。 その草が、毒草「美男草」と分かるのは、もう間もなくのことであった・・・・。
終劇
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