「あの時に戻れたら〜If I can back to that time〜」作ヨッシーさん

 

あの日・・・

私がもう少し・・・彼と一緒に・・・いたら・・・

・・・いたら・・・すべてが変わっていたかもしれない。

私が彼の事を怒ったりしなければ・・・彼は私を選んでくれたかもしれない・・・

 

でも、もう戻れない。

運 命 は 全 て 違 う 方 向 へ 動 い て し ま っ た ・ ・ ・ 。

 

彼はもう結婚してしまった・・・。

 

「あれ、どうしたんです。しのぶさん!」

「・・・あ、因幡さん・・・?」

「僕と・・・一緒じゃ楽しくないですか?元気なさそう・・・。」

「え、そ、そんなことないわよっ!ほら、この通り!」

そう言って座ってるベンチを持ち上げるしのぶ。

「わ、わ、わかりました!!持ち上げなくてもいいですよ。;;」

「え、そう?あはは・・・」

 

因幡さんと一緒にいるのが楽しくないんじゃないの・・・違うの・・・

ただ、昔の事を思い出しただけ・・・それだけ・・・なの・・・

 

「しのぶさん!僕、頼みがあるんです!」

「は、はい?」

「し、のぶ、さん、僕、と、け・・・け・・・けけ、け、けっこ・・・
 けっ・・・けっこぉ・・・結婚してください!!!!!」

「・・・えっ。」

「お願いです!好きなんです、しのぶさん。」

「・・・・・・・。」

 

分からない・・・まだ心は片づいてない。

あの時の気持ちのまま・・・

止まってしまった。

 

「少し・・・時間を下さい。」

「え?」

「ごめんなさい・・・」

ダッ・・・

「あっ しのぶさん・・・?!?」

逃げて・・・しまった。・・・現実を受け入れないで。

気づいてしまった。

まだ彼が好き・・・・。

 

いけないのに・・・ダメなのに・・・

 

因幡さんが嫌いなんじゃない。

ただ違うの・・・。

顔が違うの。

声が違うの。

性格が違うの。

何もかも正反対なの・・・・

お願い・・・一人に・・・して・・・。

 

−公園−

・・・・

どうしちゃったんだ、私。

前は、あんなに、うっとうしそうに、してたのに・・・

今では、待ってる・・・前と・・・同じ事。

「・・・。」

「・・・あっれ、しのぶ、どうしたんだイ?」

「!」

聞き覚えがある声・・・いや、今まで一度だって、忘れたことのない声・・・。

「あ、たる・・・くん・・・?」

「よっ。あ?何泣いてんだよ。」

いつもと同じように・・・抱きついてくる・・・事はない。

変わった・・・これだけは絶対変わってほしくなかったのに・・・

あれだけが私の心を癒してくれたのに・・・

「あ・・・たるくん・・・あたるくん・・・あたるくん!!」

ガバッ・・・

「わ、しの・・・ぶ?!どうした・・んだ?」

もう私のモノではないのに・・・

こんな事しちゃいけないと分かっていても、止まらない。

「うっ・・・く・・ひっく・・・えっ・・・えっ・・・;」

「・・・・・。」

「あたる、く・・・ん・・・・・・。」

彼は私の体を無言で引き離した。

「え・・・?」

「・・・しのぶ、因幡とうまくいってないのか?」

「・・・・・・。」

違うよ・・・因幡さんとは全然関係ないよ・・・

私はあなたを好きって気づいてしまっただけ・・・

「うん・・・そうなの・・・」

何で・・・素直になれないのかな。

どうして、こうなのかな・・・

「そうか」

「うん」

 

どうして前みたいに・・・抱いてくれないの・・・

もう愛してくれてないの・・・

 

「ねぇ・・・ラムの事、昔は好きだった?」

 

もう一人の私が期待してる・・・

『本当はしのぶが好きだった』って言ってくれるって・・・

本当の事は自分が一番よく分かってるくせに。

 

「しのぶ、俺はお前を・・・好きだった。」

「え・・・」

「でも、俺はラムを愛してた・・・」

「・・・・・・。」

「・・・・・・。」

 

やっぱり・・・そうなんだ。

私じゃ、ラムにかなわないんだ。

ラムは外見じゃないんだ、中身なんだ・・・

(どうせ外見も適わないけど・・・)

・・・でも、これ以上私の心を引き契らないでほしい・・・

お願いだから・・・優しくしないで・・・でも、優しく・・・し・・・て・・・・?

「わ!!何泣いてるんだよ!!;」

「・・・何でもない・・・何でもな・・・ぃ・・・」

 

忘れたいのに忘れられないの・・・

いや、忘れたくないから忘れないの!

あなたが好きなの!好きなの・・・好き・・・なの・・・

 

でも・・・・・・・・・・・・もう手遅れ。

あなたはもう神の前で彼女との永遠の愛を誓った。

 

ごめんね・・・もう邪魔はしない・・・

心の決心もついた・・・

 

ふっ

「え?」

「それで、顔、ふいとけ。美人が台無しだ。」

「・・・うん・・・優しいね。」

「ふん、当たり前だ・・・」

「ありがと・・・」

こんな事して欲しくないけど・・・嬉しい・・・

最後ぐらい・・・いいよね。

「・・・・」

「!! ・・・・」

さよなら 初恋・・・

さよなら 最初で最後の初恋・・・

「しのぶ!?!?(赤面)」

「ふふふ・・・ラムには内緒ね。」

「・・・・・・。(赤面)」

「ダ〜リ〜〜ン、どこにいるっちゃ〜〜っ!!」

「・・・あ、ラム来たわよ、あたるくん。」

「あ、しのぶ・・・こんばんはだっちゃ。」

「・・・・・・。」

「・・・二人で何してたっちゃ?この真夜中に。(あたる睨)

て・・・

本当の事は自分が一番よく分かってるくせに。

 

「しのぶ、俺はお前を・・・好きだった。」

「え・・・」

「でも、俺はラムを愛してた・・・」

「・・・・・・。」

「・・・・・・。」


やっぱり・・・そうなんだ。

私じゃ、ラムにかなわないんだ。

ラムは外見じゃないんだ、中身なんだ・・・

(どうせ外見も適わないけど・・・)

・・・でも、これ以上私の心を引き契らないでほしい・・・

お願いだから・・・優しくしないで・・・でも、優しく・・・し・・・て・・・・?

「わ!!何泣いてるんだよ!!;」

「・・・何でもない・・・何でもな・・・ぃ・・・」

 

忘れたいのに忘れられないの・・・

いや、忘れたくないから忘れないの!

あなたが好きなの!好きなの・・・好き・・・なの・・・

 

でも・・・・・・・・・・・・もう手遅れ。

あなたはもう神の前で彼女との永遠の愛を誓った。

 

ごめんね・・・もう邪魔はしない・・・

心の決心もついた・・・

 

ふっ

「え?」

「それで、顔、ふいとけ。美人が台無しだ。」

「・・・うん・・・優しいね。」

「ふん、当たり前だ・・・」

「ありがと・・・」

こんな事して欲しくないけど・・・嬉しい・・・

最後ぐらい・・・いいよね。

「・・・・」

「!! ・・・・」

さよなら 初恋・・・

さよなら 最初で最後の初恋・・・

「しのぶ!?!?(赤面)」

「ふふふ・・・ラムには内緒ね。」

「・・・・・・。(赤面)」

「ダ〜リ〜〜ン、どこにいるっちゃ〜〜っ!!」

「・・・あ、ラム来たわよ、あたるくん。」

「あ、しのぶ・・・こんばんはだっちゃ。」

「・・・・・・。」

「・・・二人で何してたっちゃ?この真夜中に。(あたる睨)

て・・・

本当の事は自分が一番よく分かってるくせに。

 

「しのぶ、俺はお前を・・・好きだった。」

「え・・・」

「でも、俺はラムを愛してた・・・」

「・・・・・・。」

「・・・・・・。」

 

やっぱり・・・そうなんだ。

私じゃ、ラムにかなわないんだ。

ラムは外見じゃないんだ、中身なんだ・・・

(どうせ外見も適わないけど・・・)

・・・でも、これ以上私の心を引き契らないでほしい・・・

お願いだから・・・優しくしないで・・・でも、優しく・・・し・・・て・・・・?

「わ!!何泣いてるんだよ!!;」

「・・・何でもない・・・何でもな・・・ぃ・・・」

 

忘れたいのに忘れられないの・・・

いや、忘れたくないから忘れないの!

あなたが好きなの!好きなの・・・好き・・・なの・・・

 

でも・・・・・・・・・・・・もう手遅れ。

あなたはもう神の前で彼女との永遠の愛を誓った。

 

ごめんね・・・もう邪魔はしない・・・

心の決心もついた・・・

 

ふっ

「え?」

「それで、顔、ふいとけ。美人が台無しだ。」

「・・・うん・・・優しいね。」

「ふん、当たり前だ・・・」

「ありがと・・・」

こんな事して欲しくないけど・・・嬉しい・・・

最後ぐらい・・・いいよね。

「・・・・」

「!! ・・・・」

さよなら 初恋・・・

さよなら 最初で最後の初恋・・・

「しのぶ!?!?(赤面)」

「ふふふ・・・ラムには内緒ね。」

「・・・・・・。(赤面)」

「ダ〜リ〜〜ン、どこにいるっちゃ〜〜っ!!」

「・・・あ、ラム来たわよ、あたるくん。」

「あ、しのぶ・・・こんばんはだっちゃ。」

「・・・・・・。」

「・・・二人で何してたっちゃ?この真夜中に。(あたる睨)

「いや、別に・・・・」

「因幡さんの事相談乗ってもらってたのよ♪」

「・・・本当け?」

「うん」

本当の事は言えない・・・けど。

私はこの二人が何となく好きなんだ。

「さあ・・・ダーリン、帰るっちゃよ。しのぶ、さよならだっちゃ♪」

「やだ、しのぶといる!!」

「何、言ってるっちゃ〜〜〜!!」

バリバリバリバリー!!

「うぎゃああああぁぁ・・・」

やっぱり・・・私が好きなのはラムと一緒にいるときのあたる君だわ。

運命が変わって・・・良かった・・・のかもしれない。

変わって、色んなヒトに出会えた。

全て彼女のおかげ・・・ありがとうラム。

大切なモノをくれて・・・私の大切なモノも・・・もうあなたにあげるわ。

「しのぶさあああぁぁん!!」

「えっ!因幡さん?!どうしてここに?」

「しのぶさ・・・に・・・逃げられたく・・ない・・からっ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

「因幡さん・・・私・・・」

この人についていこう・・・と思ったそのとき。

「えーい!こんウサギ男め!しのぶを泣かせおって、お前にはしのぶを渡せーん!」

そう言いながら、私の背中にベッタリくっつくあたるくん・・・

「って、何してんのよーーー!!あなたはーっっ!!」

どかっ ばきっ どすっ

そう言ってあたるくんをドつく私は微笑みを押さえきれなかった・・・

「さ、ダーリン 帰るっちゃ!!」

「あ、あぁ・・・。」

「しのぶさん 帰りましょ。」

「うん・・・」

幸せ・・・。

 

オマケ+++しのぶの思い出したときとは+++

 

「あたるくん!勝ったら結婚してあげる!!」

「結婚・・・?・・・・・うそだ〜!お前は助かりたい一心に嘘をついているのだ〜!」

「違うわよバカねぇ〜 私あなたが一生陽の下で暮らせなくなるのに耐えられないの!」

「そ、その言葉マコトかっ!?・・・明日こそ頑張るぞー!」

 

「結婚じゃーっっ!!」

そう言い、彼は勝ったが・・・

「分かった、そこまで言うなら結婚してやるっちゃ!」

「しのぶ・・・」

「ふん!何よ、いつまでも抱きしめちゃって!どうせだから結婚したら!」


あの言葉さえ言わなければ・・・

でも・・・もう、どうでもいいや。

私は しあわせ だから。

 
みんなの事、好きだから。

 

終わり



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