ラム・アゲイン」作:諸星君です!さん



○荒れた大地・十字架が唯一ある
  ラム(18)十字架に縛り付けられている。諸星あたる(18)それを見て目を点にする。
あたる「何やっとんじゃい」
  あたる、不思議そうにラムに尋ねる。
ラム「ダ〜リン助けてっ!」
  ラムが泣き叫ぶ。すると地面から怪物が出てくる。
怪物「グルルルルルルルル・・・こいつはオレのモンだ!」
  怪物はよだれを垂らしながら美味しそうにラムを見つめる。
あたる「なっ何をする気じゃっ!」
怪物「なにって。決まってんだろ?食べるんだ食べる」
  怪物は尚も美味しそうにラムを見つめる。
ラム「ダ〜リ〜〜ン!!」
  ラムが電撃を出すも怪物には効かない。
あたる「ラムッ!」
  あたる、ラムに向かって叫ぶそして怪物をにらみ
あたる「こっこの化け物が〜〜〜〜」
  あたるは、震える拳を握りしめ怪物に向かっていくが怪物に殴り飛ばされる。
あたる「どぉわっ!」
怪物「おとなしくみてろ、これから美味しいデザートの時間なんだから。グルルルルル」
  そう言うと怪物はラムの頭にかぶりつく
    ラムの体が、原形をとどめない形になる
あたる「・・・うっうわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
  あたるは地面に伏せ泣き叫ぶ、それと同時に叫びながら目を覚ます。
 
○友引高校・あたるのクラス
あたる「うわっ!・・・なっなんだ、夢か」
  あたるは冷や汗を掻いている。一同あたるを見る。
ラム「ダ〜リン大丈夫け?」
  ラムはあたるに近づき心配そうにたずねる。あたる、ラムの顔を見て少し安心する。
あたる「なっなんでもないわい」
 
○友引町・下校道(夕方)
  ふてくされて歩くあたる、その横を飛ぶラム。
ラム「ダ〜リン今日なんの夢見てたっちゃ?」
あたる「ふん。んなこと覚えとるかい」
  あたるふてくされて答える。
ラム「んもう」
  ラムもふてくされる。そのとき2人の目の前に女性が通りかかる。
あたる「おっじょっおっさぁ〜〜〜ん」
  あたるは叫びながら目にも止まらぬスピードで女性を追いかける。
ラム「あっ!ダ〜リン!!」
  放電しながらあたるを追いかける。
謎の声「フハハハハハハハハ」
 
○あたるの家・あたるの部屋(夜)
  漫画を読んでいるあたる。音楽を聴いているラム。風で窓がガタガタと鳴る。
  ラム音楽を聴くのをやめる、あたる沈黙。
ラム「凄い風だっちゃね〜」
  尚も窓はガタガタと鳴る。
あたる「ったく、なんちゅ〜迷惑な風じゃ」
ラム「ダ〜リンも短気だっちゃね」
あたる「こう五月蝿くては、漫画も読めんじゃないか」
  少し怒り気味のあたる、漫画を本棚に戻して布団を敷くそしてパジャマに着替える。
あたる「もう寝る」
  ふてくされて布団に入るあたる、しぶしぶラムも押入れに入り寝る。
あたるの心中「ったく、何であんな夢見なくちゃいかんのじゃ」
 
○荒れた大地・石ころ一つない
  ラムがただ1人倒れている。それをメガネが見つけて驚く。
メガネ「ラ〜ムさぁ〜ん」
  ラムに走り寄ろうとした瞬間、地面から大きな手が出てきてラムを掴んで地面に潜る
  メガネは目を点にする。しばらくして
メガネ「ラ〜ムさぁ〜ん、私の乾ききった砂漠のような心に優美に存在するラ〜ムさぁ〜ん
 なぜあの醜く禍々しい手は、私の心の砂漠に唯一存在するオアシスを奪い去るだ!」
  興奮するメガネ、ラムの消えていった穴へ走り出す。
メガネ「神よ御仏よ私を永遠の癒しラムさんのところへお導きください。ラ〜〜ムさぁ〜ん」
  叫びながら穴へ落ちていくメガネ、どこまでも落ちていく。
謎の声「・・・生きることと死ぬことは常に対極であり、この世のもの全てにおいて
 生きているか死んでいるかの2パターンしかない。だから生きている喜びを感じ
 死んでいく悲しみを素直に感じればいいのだ・・・」
メガネ「なんのこっちゃ」
  するとメガネの目の前に、ラムの無惨な死体が現れる。
メガネ「うぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああ」
 
○メガネの家・メガネの部屋(朝)
  メガネ、ベットから落ちて目を覚ます。
メガネ「なっなんちゅ〜、えぐい夢じゃ。思い出しただけでもゾッとする」
  メガネ壁に貼ってあるラムの写真を見て、それに朝の挨拶をする。
メガネ「ラムさんおはよう。また今日もあなたに遭えると思うと嬉しいです。
 今日もあなたの親衛隊として、影ながらあなたをお守りします、では行ってきます」
  メガネ学生服に着替えて自分の部屋を出る。
 
○あたるの家・玄関の外(朝)
ラム「ダ〜リン、目の下にクマができてるっちゃよ」
あたるの心中の声「また、あの夢を見てしまった。あのラムの食われる夢を・・・
 おかげで夜中に目がさめてしまったわい」
  ボーっとしながら歩くあたる、電信柱にぶつかり、その拍子に鳥たちが
  バタバタと飛び立つ。
ラム「あっ!ダ〜リン、危ないっちゃよ」
あたる「遅いわっ」
  怒鳴るあたるに鳥の糞が落ちてくる。
ラム「だから言ったのに・・・」
あたる「これならこれと、もっと分かりやすく言わんかいっ」
  さらに怒鳴るあたる
 
○友引町・あたるのクラス(朝)
  チビが暗い顔をして席に座っている。そこへメガネが教室に入ってくる。
メガネ「なんじゃチビ、辛気くさい顔しくさって。せっかくこれからラムさんとの
 楽しい時間の始まりだって〜のにそんな顔しとるとはなにごとかっラムさんが見たら
 嫌な気分になるだろがっ・・・ボケッ」
  徐々に興奮してくるメガネ、最後にチビを殴る。チビ、半泣き。
チビ「だっだて〜」
メガネ「だってじゃない!ただでさえ暗い話題の多い世の中なのに
 前途明るい若者がそのよ〜な、暗い顔をしてど〜するっ!
 ましてや、これからラムさんに遭うという我々青春の中で、最大の楽しみの前に
 なぜ故そのよ〜な顔をするんじゃ!え〜〜?」
  メガネ、テンション最大。
チビ「(泣く寸前)だって、だって(泣く)そのラムちゃんが死んじゃったんだもんっ」
メガネ「にゃにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!
パーマ「ぅえ〜〜〜〜〜〜〜〜!?
カクガリ「えっあっあっあっ・・・・・・」
クラス一同「え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?」


続く





<続く>








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