美香の歓迎会はどうやら学校帰りカラオケ屋でやる事になった。 美香、あたる、ラム、メガネ、パーマ、チビ、角刈り、面堂、そして何人かの男子 数名の女子で行う事になり、しのぶは因幡くんとのデートのため今日は来れなかった。 歩いている途中、「うち、カラオケするの初めてだっちゃ☆何歌おうかなぁ〜vvv」とラムが言うと 「ラム、お前は歌うな。」とあたる。「なんでだっチャ〜!!ダーリンのバカ@@」 っと、2人の様子はじゃれあってる様な光景もあり それを見ていたメガネはやけくそに歌ってやるぞ!!と決意している様にも見えた。 受け付けを待っていると、歓迎会をやる事が決まったセナと女子達に会った。 「ラームぴょん!!!!」セナはラムの所に飛んで来た。あたるはおもしろくない様子だ。 「セナッチ。。一体何してるっちゃ!?」とラムが聞くと、セナは 「なんか皆がカンゲイカイって言うのをやってくれるんだってさ!!みんな超いい人なんだね!!人間って!」と言った。 セナは本当にキラキラした少年の様な目をしてる。 昔、惑星小学でラムと弁天とランは問題児とされていた。その為、一時期みんなから怖がられていた。 ある日、弁天もランもお雪も風邪で休んでラムは学校で1人ぽっちになった。 そんな時セナがラムの所にやってきて 「一緒におまま事で遊ぼうよ☆ボクちんお母さん役するから君はお父さん役やってね★★」 と言われラムは驚いたけれどセナの人なつっこさのお蔭で、それからラム達とセナの友達と、みんなでよく遊ぶ様になった。 中学生になってもみんなとても仲良くて、セナはラムにとっての大事な男友達の1人であった・・・。 だからセナの「じゃあ、みんなでパーティしようよ☆☆」と言う誘いを断る事が出来ず、みんなで祝う事になっのだ。 席につくと、「ねえねえ、あたるこの曲歌える??歌ってみてよ。」 とさっそくあたるにチョッカイをだす美香。あたるはそれに答えて歌いだす。 ラムはなんだかしっくりこなかった。まずはこの座席。 端から、男子→女子(美香のに参加した)→面堂→女子(セナのに参加した)→セナ →ラム→メガネ→パーマ→美香→あたる→チビ→角刈りとなっていて さっきからあたると美香の仲良く話している様子がしっかりと見えるからだ。 ラムはみんなの歌を聞きながら泣きたくなった。 周りを見てみるとみんな楽しそうに会話をしている。美香が小さい頃の話をしだすと メガネ達までもがラムをそっちのけで会話をしていたし 面堂は結局回りの女の子達と戯れていて、あたるは、美香と話したり歌ったり。 セナは地球の食べのものが珍しいのか、お菓子を1つ1つ慎重に食べている。 「ねえ、ねえ、ラムぴょん!!この食べ物なんかすっごくおいしいよ☆☆☆☆」 と、セナがラムにポテトチップスをすすめてきた。 パリパリパリ・・・・・・・・・・「ほんとだ!!すっごくおいしいっちゃvvvv」 「ラムさん、すみませんね。なんか昔の話ばっかして。ついつい懐かしくなりまして・・・。」 としばらくしてメガネが言うと ラムは「うちの事、心配してくれるのはメガネさんだけだっちゃ@@ありがとうだっちゃ。。」 と言ってメガネのほっぺにキスをした。 メガネは一瞬、放心状態になって今自分に何が起こったのかわからなくなった。しかし次の瞬間涙を流しながら 「我が人生に悔いはなし!!!」と叫んだのは言うまでもない。 その情景を美香が見ていた。そしてあたるに「今、ラムちゃんメガネのココにキスしてたわよ。いいのぉ〜!?あたる??」 とあたるのほっぺたを指でチョンチョンと触ってみた。 あたるは頭の中がサーッツとしてラムの方を見てみると・・・ (ドバババババババババ) ラムは「ダーリンなんて、ダーリンなんて!!!」と言いながら電撃を放っていた。 あたるはあっけにとられて怒りよりも何がどうなったのかわからなくてポカンとしていた。 ラムの電撃に驚きみんなもラムの方を見ると、隣にいたセナも宙に浮かんでいた。 何が何だかわからないあたるは酔っ払った時のラムを思いだして ラムとセナが食べきったポテトチップスのカスを食べてみた。 「マズイ・・・・、梅味だ。」あたるが呆然としていると、 「ラムぴょん!ボクちん、こんな事も出来るよ〜♪♪」とセナが宙に浮かんだまま側転をして見せた。 「すっご〜いっちゃっvvじゃあ、うちがご褒美にチュウしてあげるっちゃvvvvv」 とラムも宙に浮かぼうとしたので、あたるはとっさにラムの手をとった。 みんなそれを見て 「ラムさんが酔ってキス魔になってるぞ!!」「俺達にもキスしてくれるかもしれない!!!」 と口々に「ラムちゃ〜んvv」と呼んだ。 そんな様子を見て女子達はお目当ての男の子の口を塞いぐのに夢中になっていた。 一方酔ったラムとセナはマイクを奪いとり、デタラメな歌を歌った(宇宙のヒット曲だった)。 その声は2人ともキンキン声で聞いていられるものではなかった。 「おい!!ラム!!!わかったからもうやめろ!!!」 あたるは必死にラムからマイクを奪おうとした。すると、ラムは電撃を出しながら 「ダーリンなんて、ダーリンなんて大嫌いだっちゃっ!!バカダーリン@@」 と言うと外に飛び出していった。 わけはわからなかったが、あたるはともかくラムを追っかけるため外に出ていった。 外に出たあたるはラムをすぐ見つける事が出来た。酔っているためかラムはスピードもなくフラフラと飛んでいた。 「おいっ!コラ、ラム!!!あぶないからともかく飛ぶのはよせッ!!」 あたるはラムに声をかけるがラムはプイッっとして先へ急ごうとしていた。 しかし見るからにラムは今にも落下しそうな感じで そしてついに力つきたのかゆっくりと降りてきたのであたるはしっかりとラムを受け止める事が出来た。 ラムは、はッ!!としてあたるから離れようとしたが力が入らなかったのであきらめた様子だ。 あたるは丁寧にラムを地面に立たせてあげるとラムが座りこんだので自分もかがんでラムに話かけた。 「一体どうしたって言うんじゃい」
「・・・・・・・・・・ダーリンはうちの事なんて嫌いだっちゃ。」とラムは涙目で答えた。 「なんで??」 あたるはやさしく、まるでラムをなだめる様に尋ねた。 「・・・・・・だって、・・・・だってダーリン ずーっとうちの事無視して話してたっちゃ。 うちだってダーリンと話したかったっちゃっ!!!」 とラムの顔からは涙がポロポロ出てきた。 「なんで泣くんだよー。別に俺はラムの事 無視なんかしてないじゃないかッ。いつしたんだよ??」 「だって、だってウチみんなと同じ中学校じゃなかったし 昔の事なんてわからんちゃ。。だからだから・・ヒックッ ヒックッ。」 あたるはそう言って泣いているラムをみてなんだかすごくカワイイと思った。 「わかったよ。ゴメンな、ラムのわからない話とかして。 疲れただろう??しょーがないからこのあたる様が今日は特別におんぶをしてやろう。」 と言うとラムの手を取った。 「・・・・・・・ダーリン、うちね、うち本当はダーリンの事嫌いじゃないっちゃよ@@ゴメンちゃ、ダーリン。。」 と言うとラムはあたるのほっぺたにチュウをした。 一方、カラオケBOXでは酔ったセナの介護にみんな疲れきっていた。 しかもメガネはメガネで興奮していてみんないっぱいいっぱいだった。 そして美香は美香でおもしろくなかった。しょうがないので男性軍に送ってもらい帰る事にした。 帰り道、ラムはあたるにおんぶされていた。 辺りはすっつかり暗く、星が綺麗に光っていた。 あたるはさっきのが少し照れたらしくさっきっから1人でペチャクチャと気にしてない様子で話していた。 「ほらっ、あれだな。明日はきっと晴れだ。うんうん。。 しのぶと因幡はどうだったかな??しのぶを泣かせてみろッ、ただじゃおかねーからなっ。」 あたるの言葉に何も応答がないので、こっそりラムの方を向いてみると、 スースー とラムは静かに寝息をたてて眠っていた。 「なんだ、寝てんのか。」 あたるはそう言って空を見上げると本当に綺麗な星空が広がっていた。 『・・・・ラムがあんな遠い所から来たなんて信じられねーな。俺たち高校になるまで全然知らなかったんだもんなぁ。』 あたるはそう思うとなんだかずっとそこにつっ立って星達を見ていたいと思った。 すると、 「・・・・ダーリン好きだっちゃよ・・・ムニャムニャ@@@」 ラムの寝言にドキッとしてあたるはもう一度ラムを見つめた。 そして自分の背中で幸せそうに寝ているラムを起こさないようにソーっと歩きだした。 家に着きラムを布団に寝かしてあげ、自分も風呂にでも入ろうと思った瞬間ピーんポーンとインターホンが鳴った。 「全くこんな時間に誰かしらっ!!」とあたるの母が出ると 「あたるー!!あたるの友達よー!!!!」とイライラした様子で言った。 こんな時間に誰だろうと思い、あたるは外に出てみるとパーマとセナがいた。 「あたるとかが帰った後よーもうコイツ大変で大変で。。もう今まで面倒みてきたから次あたる頼む。」 そう言ってあたるにセナを預けてパーマはダッシュで帰って行った。 「よろしくネ♪」 セナがニッコリとこっちを見ている。 「・・・・・・・マジかよ。」あたるはハァーっとため息をついた。 友引町の家々の電気が消え、人々が眠りについた頃、諸星家のあたるの部屋はまだ明かりが付いていた。 「だからねーボクチンは初恋の子がいてさー、チョットあたる聞いてんの???」 「お願いだからいい加減に寝させてくれ!!明日も学校があるんじゃい!!!もう3時じゃないかっ!!!」 あれからセナとあたるはずっと話してた(正確に言うとセナが喋り続けていた。) 「あたる、ラムぴょん不幸にしたら僕チン許さないからね!!」そう言うとセナも眠りについた。 「・・・・・・・なんじゃっちゅうんじゃい@」 そう言うとあたるはラムの布団を直してラムとセナの顔を見た。 「お前達の昔ってすげー騒がしかったんだろうな。」 あたるは、なんだかその頃のラムを見てみたい気がした。それから電気を消してあたるもやっと眠りにつく事が出来た。 もう新聞配達の人が働いている頃、諸星家の2階では幸せそうに寝ている3人の姿があった。 これから何が起きるかも知らずに・・・・。
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